ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国の自動車・電池メーカーであるBYD(
01211)の目標株価を313HKドルに維持し、強い買い推奨の「コンビクション・バイ」リストに追加した。『AAストックス』が28日伝えた。
強い買い推奨リスト入りの主因として、鉄電池の需要の高まりが世界的な新トレンドになることを指摘。中国本土の電気自動車業界が大幅にアウトパフォームしていることに加え、米電気自動車大手のテスラが自動車生産における鉄電池とニッケル電池の構成比率を2:1に移行するとしており、ニッケル/コバルト電池貯蔵が制約を受けることや、BYDの経営陣が吉林省当局者と会談し、長春市にある中国第一汽車と独アウディの合弁会社に隣接した工場に100億元を投入し、新しい電池の生産能力を増強すると発表したことを具体的な出来事として挙げた。
BYDの株価は日本時間午後3時19分現在、前日比2.16%高の208.4HKドルで推移している。