2021-07-09 |
香港/業界動向/証券 |
|
MSCI、中国企業18社を指数から除外へ 中国中車などは再採用の可能性
株価指数の算出などを手掛ける米MSCIはこのほど、傘下のグローバル指数やMSCI China All Shares指数から、7月26日付で中国企業18社を除外すると発表した。『経済通』が9日伝えた。
バイデン米大統領は先月3日、安全保障への脅威を理由に、米国人による株式投資を禁止する中国企業を拡大する大統領令に署名しており、「非SDN中国軍産複合企業リスト」(NS-CMICリスト)に収載された企業は計59社となった。これを踏まえ、FTSEラッセルも中国企業20社を指数構成銘柄から除外する措置をとった。
一方、MSCIは中国聯合網絡通信(
600050)、中国中車(
01766/
601766)、曙光信息産業(
603019)について、NS-CMICリストに収載されていないため、8月に行う四半期ごとの構成銘柄見直しでこれらの銘柄を再び採用する可能性があるとした。
なお、MSCIが今回除外する18社は次の通り。中国船舶重工(
601989)、中航瀋飛(
600760)、中航光電科技(
002179)、中航西安飛機工業集団(
000768)、銀星能源(
000862)、中航航空電子系統(
600372)、航天時代電子技術(
600879)、中国船舶重工集団動力(
600482)、江西洪都航空工業(
600316)、福建火炬電子科技(
603678)、景嘉微(300474)、貴州航天電器(
002025)、中航重機(
600765)、天火箭(
003009)、中航電測(300114)、長城軍工(
601606)、中光学集団(
002189)、航天晨光(
600501)。