2021-07-02 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】買い先行か、米雇用統計前に様子見ムードも
休場明け2日の香港市場は米株高を好感して買いが先行するか。1日のNY株式相場は、S&P500が6日続伸し、6日連続で史上最高値を更新したほか、ダウ平均も131.02ドル高と3日続伸した。新規失業保険申請件数がコロナパンデミック以降の最少を記録したことや、6月ISM製造業PMIがおおむね市場予想並みの高水準を保ったことで、景気回復期待が続いた。ただ、きょう夜に米雇用統計の発表が控えており、香港市場でも結果を見極めようと様子見ムードが強まりそうだ。
一方、中国の習近平国家主席は1日、中国共産党創立100周年記念式典の演説の中で、中国人民が他国民を抑圧したことは過去も現在も未来もないとした上で、「中国人民は外国勢力によるいじめや圧力を決して容認しない」などと欧米をけん制するような発言をしており、対立激化への警戒感も広がりそうだ。