中国の検索エンジン最大手、百度(
09888)は、傘下のAI向け半導体部門「KUNLUN(崑崙)」を近日中に半導体会社「崑崙芯(北京)科技」として独立させるもようだ。CEOは同部門の欧陽剣首席が務めるという。『AAストックス』が中国メディアの報道を引用して25日伝えた。
報道によれば、同部門は今年3月、20億米ドルの資金調達を完了した。リードインベスターには、中国中信集団公司(CITIC)傘下の投資ファンドである中信産業投資基金(CPE)やIDGキャピタル、君聯資本(レジェンド・キャピタル)などが参加しており、投資後の評価額は約130億元に上ると予想されている。
初代の崑崙チップは2020年初頭に量産を開始し、現在は2万個以上の生産規模に成長。AIの性能が初代の3倍以上と推定されている第2世代の崑崙チップの開発にも成功しており、今年下期の量産を予定している。