2021-06-21 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港寄り付き:反落スタート、米利上げ開始の前倒し観測を嫌気
週明け21日の香港市場でハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ反落スタート。ブラード米セントルイス連銀総裁は18日、CNBCのインタビューで最初の利上げが2022年中になるとの見解を示した。16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示した23年の利上げ開始予想より早まる可能性があり、金融政策の早期正常化で株式市場への資金流入が細ることが意識され、リスクを回避する動きが先行している。
指数は日本時間午前10時43分現在、前営業日比1.20%安の28456.15ポイントで推移。個別では、欧州金融大手のHSBC(
00005)、本土不動産株の龍湖集団(
00960)、香港不動産デベロッパーの恒基兆業地産(
00012)が安い。半面、前週末に高かった医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が大幅に続伸している。