2021-06-16 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、米中イベント前に持ち高調整 下値は限定的
16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.23%安の28573.35ポイントだった。中国企業指数は0.59%安の10605.78ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で734億HKドル。
ハンセン指数はおおむね小安く推移して前場の取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、持ち高を調整する売りが先行した。中国の国家統計局が午後に5月の主要経済指標を発表するとあって、様子見ムードが強い。中国本土相場の下落も投資家心理を悪化させたもよう。もっとも、ハンセン指数は5月24日以来の安値圏にあるだけに値ごろ感に注目した買いも入り、下値は限定的。序盤には小幅ながらプラス圏に一時浮上する場面があった。
個別では、前週にハンセン指数の構成銘柄となったBYD(
01211)、信義光能(
00968)、碧桂園服務(
06098)がそろって下落。医薬品株の石薬集団(
01093)と中国生物製薬(
01177)は続落した。ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)、生活情報サイト運営の美団(
03690)も安い。半面、大型金融株の中国工商銀行(
01398)、HSBC(
00005)、AIAグループ(
01299)、中国建設銀行(
00939)が上昇し、一定の下支えとなった。米原油先物相場の反発を受け、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)は軒並み高。