2021-06-02 |
香港/投資判断/自動車・二輪 |
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吉利汽車の今後90日間の株価に前向き、半導体不足の解消早いか=シティ
シティグループは最新リポートで、中国の民営自動車メーカー、吉利汽車(
00175)の今後90日間の株価に前向きな見方を示し、同社の投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価を51.5HKドルから2021年予想PER48倍、22年予想PER34倍相当の52.25HKドルに上方修正した。同社の車載用半導体不足に関して、パートナーの鴻海やその他のサプライヤーから支援を受けて同業他社よりも早く解消すると予想し、21年5月の卸売・小売り出荷台数は月間ベースでプラスに転じるとした。『AAストックス』が2日伝えた。
シティはまた、吉利汽車の新型コンパクトSUV「星越L」の出荷が6月に開始できると見込んでおり、受注は非常に好調だとした。親会社の浙江吉利控股集団と共同出資である純電気自動車(BEV)ブランド「ZEEKR」も21年7−9月期に発売される見通しであり、21年下半期のBEV販売は増加傾向にあるとして、市場はその成長パフォーマンスに注目するとした。
吉利汽車の株価は日本時間午後3時11分現在、前日比6.93%高の21.6HKドルで推移している。