2021-05-28 |
香港/投資判断/電子・IT |
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レノボグループの1−3月期決算は予想上振れ、目標株価引き上げ=シティ
シティグループは最新リポートで、パソコンの世界最大手、レノボグループ(
00992)の2021年1−3月期(第4四半期)決算について、純利益は2億6000万米ドルとなり、前四半期に比べ34%減少したものの、前年同期比では6.1倍に増加しており、予想を42%上回ったと指摘。好調な販売や高い粗利益率が好業績の主因で、なかでもPC・スマートデバイス業務の税引き前粗利益率は6.7%と過去最高だったと評価した。『信報』が28日伝えた。
一方、経営陣は高い需要を背景に下期のPC販売が加速するとみているものの、半導体不足が12−18カ月続くとしている点に言及。これを踏まえ、シティはレノボグループの2021−23年の予想EPSをそれぞれ7%、12%、9%上方修正し、目標株価も12.1HKドルから13.6HKドルに引き上げた。投資判断は「買い」に維持している。
レノボグループの株価は日本時間午後3時33分現在、前日比5.52%安の9.24HKドルで推移している。