北京市政府傘下の鉄鋼メーカー、北京首鋼(
000959)は24日、テンセント(
00700)が全額出資する騰迅雲計算(北京)有限責任公司と戦略提携する合意文書に署名したと発表した。合意文書は提携の枠組みと方針を定めたもので、具体的な提携プロジェクトは個別に合意して進める。
合意文書に盛り込んだ主要な協力内容は次の通り。
◇鉄鋼業界の産業インターネット・プラットフォームを構築し、スマート化技術を生産プロセスの中核に応用することで、製鉄業の競争力を向上させる。
◇ブロックチェーン技術イノベーションと産業発展を融合させた新体系を構築する。
◇新型インフラと産業デジタル化が国家戦略となったことを背景に、産業融資プラットフォームを構築し、首鋼グループのサプライチェーン・エコシステムを基盤とする金融商品とサービスのイノベーションを展開して首鋼の鉄鋼サプライチェーン管理能力を高める。ブロックチェーン、クラウドコンピューティング、ビッグデータなどの先進技術の応用を通じて、クラウド端末スマートサプライチェーン金融プラットフォームを構築し、首鋼グループ内の各エコシステムを統合し、業務を結び付ける。
◇デジタル経済インフラの建設を強化し、産業インターネットやクラウドコンピューティング、金融、通信、公共サービスなどの分野でデジタル経済インフラの提供を保障する。
◇経営管理や人材育成などの方面で交流する。