BofAセキュリティーズ(BofAS)は最新リポートで、吉利汽車(
00175)の支出増と半導体不足が想定より深刻だとして、投資判断を従来の「買い」から一転して「アンダーパフォーム」に引き下げた。目標株価は30HKドルから17HKドルへ43%下方修正した。『AAストックス』が11日伝えた。
BofASは吉利汽車の4月の新車販売が前年同月比5%減の10万台にとどまったことについて、前年実績が高水準だった上、車載半導体の供給不足が痛手だったとの見方を示した。1−4月累計では前年同期比39%増の43万3900台と、年間販売目標の28%しかなく、市場予想を下回ったと指摘した。
BofASは、半導体は4−6月期と7−9月期もかなり不足する上、吉利汽車が高級新エネルギー車ブランド「Zeekr」を売り込むため販売費を膨らませるとみている。
吉利汽車の11日終値は前日比6.35%安の17.98HKドル。