インド政府は4日、第5世代移動通信規格(5G)の検証実験を6カ月間の予定で実施すると発表した。検証実験を許可された設備メーカーには、スウェーデンのエリクソンやフィンランドのノキア、韓国のサムスンなどが含まれるものの、中国の華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(
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中国企業がインドの通信事業者に5G設備を供給することについて、インドは現時点で禁止していないものの、来月発効する調達規定で禁じられるもよう。インド当局によれば、6月15日以降、通信事業者は政府が認可した信頼できる企業からのみ設備購入が認められる一方、調達が禁止されるブラックリストには、華為技術や中興通訊がリスト入りするとみられている。