5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.01%高の28559.80ポイントだった。中国企業指数は0.17%高の10784.15ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で547億6000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まった後、一気に下げ幅を縮小すると、その後は前日終値付近でもみ合った。前日のNY市場でナスダック総合が下落した流れを引き継ぎ、ハイテク株が売られる一方、イエレン米財務長官が景気の過熱を防止するために将来利上げが必要になるかもしれないと発言したことを受け、銀行株に買いが入って相場を支えた。
個別では、ハンセン銀行(
00011)や交通銀行(
03328)が買われたほか、原油価格の上昇を受けてCNOOC(
00883)やペトロチャイナ(
00857)も買われた。1−3月期が7%増収となったロクシタン(
00973)は10%超上昇した。半面、アリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)が売られたほか、海底撈国際(
06862)や薬明生物技術(
02269)の下落も目立った。