中国のニット衣料最大手、申洲国際集団(
02313)は16日大引け後、カンボジアにある生産拠点の稼働を一時停止することを明らかにした。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、カンボジア政府が4月15−28日までの間、首都プノンペンのロックダウンを決定したことが理由。ただ、18日まではクメール正月の連休で元々休暇だったため、影響は限定的としている。
同生産拠点では従業員の80%超がすでにワクチンを接種済み。一方、2020年12月本決算で同生産拠点は生産能力全体の約17%を占めている。生産停止期間中は中国本土やベトナムにある生産拠点がカバーし、納付など顧客への影響を最低限に抑える方針。
申洲国際集団の16日終値は前日比2.67%高の176.60HKドル。