華泰証券は、半導体業界が好況期の継続を予想しているとの見方を明らかにした。台湾積体電路製造(TSMC)やSMIC(
00981)などの大手ファウンドリーはこれまで製造能力の増強に慎重だったが、最近になって設備投資の拡大を表明しており、業況判断が一段と強気になっていると指摘した。半導体の供給不足に伴う価格上昇を背景に、IC設計産業で大手を軸とする統合が進むと見込み、推奨銘柄として上海韋爾半導体(
603501)、北京兆易創新科技(
603986)、通富微電子(
002156)、深セン長城開発科技(
000021)などを挙げた。『証券時報網』が6日伝えた。
TSMCは1日、今後3年間に1000億米ドルを投じて生産能力を拡張する計画を明らかにした。一方、SMIC(
00981)は3月18日、23億5000万米ドルを投じて広東省深セン市に直径12インチのシリコンウエハーの製造拠点を建設すると発表した。