22日の香港市場は続落して始まるか。米連邦準備理事会(FRB)が大手銀の資本規制の緩和措置終了を発表し、19日のNY市場で金融株が売られた流れを引き継ぎそうだ。ただ、前週末のハンセン指数は心理的節目の29000ポイントを割り込んで終えただけに、自律的反発を見込む買いが入りやすい。足元で下落が続いたハイテク・グロース株が買われ、相場を押し上げる展開がありそうだ。
決算発表が本格化するなか、業績が優良な銘柄を物色する動きが相場を支える可能性がある。きょうは華潤ビール(
00291)、中国太平保険(
00966)などが2020年12月本決算を発表する。
19日の米株式相場は、ダウ平均が続落した半面、ハイテク株主体のナスダック総合が反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)、アジア保険株のAIAグループ(
01299)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)が香港終値を上回った一方で、英金融大手HSBC(
00005)、中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)、不動産大手の華潤置地(
01109)は下回って引けた。