19日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5日ぶりに反落。前場終値は前日比1.55%安の28950.83ポイントだった。中国企業指数は1.71%安の11274.59ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で859億3000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。心理的節目の29000ポイントを割り込んで前場の取引を終えた。米長期金利の急伸などを背景に18日の米株式市場でハイテク・グロース株が軒並み売られ、主要3指数がそろって下げた流れを引き継いだ。ハンセン指数は前日までの4連騰で今月3日以来ほぼ2週間ぶりの高値圏にあり、いったん利益を確定する売りが出たもよう。
個別では、原油先物相場の下落を受けて中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)が軒並み売られた。ハイテク株の阿里健康(
00241)と美団(
03690)、テンセント(
00700)、カジノ株の銀河娯楽(
00027)は大幅に下げている。前日高かった海底撈国際(
06862)と薬明生物技術(
02269)は反落。一方、創業者の資産管理会社からインフラ資産を購入すると発表した長江実業集団(
01113)が大幅な逆行高。小米集団(
01810)は反発している。