12日の香港市場でハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、小幅に続伸して始まった。米政府の追加経済対策がバイデン米大統領の署名により11日に成立し、香港でも投資家が運用リスクを取りやすくなった。米長期金利が落ち着いた動きとなったことで、ハイテク銘柄などグロース(成長)株が買われた。ただ、金融株が売られて上値を重くしている。
指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.10%高の29414.83ポイントで推移している。個別では、ハイテク株の小米集団(
01810)やテンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)が買われ、相場の上昇を主導。医薬品株の薬明生物技術(
02269)も高い。半面、国際金融銘柄のHSBC(
00005)、AIAグループ(
01299)が下落。前日大引け後に2020年12月本決算を発表した香港鉄路(
00066)、チャイナ・ユニコム(
00762)も売られた。