23日の香港市場でハンセン指数は安く寄り付いた後、ほどなくして切り返した。短期的な相場過熱感から利益確定売りが引き続き重荷となる半面、米追加経済対策の成立や中国の経済回復に対する期待が相場を支えている。本土で安く始まった上海総合指数がプラス圏に浮上したことも好感されている。
指数は日本時間午前10時49分現在、前日比0.12%高の30356.90ポイントで推移している。個別では、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)、医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)、欧州金融大手のHSBC(
00005)が高い。原油相場の上昇を手掛かりに石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)が買われている。半面、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スマホ大手の小米集団(
01810)、ネット関連株の美団(
03690)、アリババ集団(
09988)が続落している。