連休明け16日の香港市場で、映画関連銘柄が急騰している。うち、カナダ系の映写システム会社、IMAXチャイナ（01970）は一時26.3HKドルを付け、前営業日比で88％上昇した。このほか、アリババ傘下の映画関連事業者、アリババ・ピクチャーズ（01060）や映画のオンラインチケット最大手、猫眼娯楽（01896）も1年超ぶりの高値を付けている。

　中国本土メディアによれば、今年1月1日からの興行収入が中国時間きょう午前9時30分までに予約販売分も含めて100億元を突破した。観客数は2億2900万人、上映回数は1638万7400回に上った。また、春節（旧正月）の興行収入は15日午後9時40分までに60億元を突破した。作品別では、「唐人街探案（日本語訳：僕はチャイナタウンの名探偵）3」が31億元超で興行収入トップだった。

　日本時間午後4時47分現在、関連銘柄の株価は以下の通り。

■IMAXチャイナ（01970）：18.46HKドル（前営業日比31.86％高）
■アリババ・ピクチャーズ（01060）：1.45HKドル（同35.51％高）
■猫眼娯楽（01896）：17.00HKドル（同9.68％高）