ワクチン開発会社の康希諾生物(
06185)は10日、現地時間時間午後3時23分に株式取引を停止した。同時点で停止理由を開示する公告は発表していない。
同日の香港経済紙『信報』によると、モルガン・スタンレーは最新リポートで、康希諾生物が数週間以内に新型コロナウイルス用ワクチン販売申請を提出すると予想し、目標株価を242HKドルから420HKドルへ73.6%引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」に維持した。
モルスタは、康希諾生物のコロナワクチンは1回接種すれば効果が得られ、低温で保存する必要もないと指摘。科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)傘下の北京科興中維生物技術が開発したワクチンと同様に審査が進めば、数日以内にも承認される見通しだとした。
北京科興中維生物技術のコロナワクチン登録申請は、中国国家薬品監督管理局が5日に条件付きで承認した。