5日の香港市場で、ハンセン指数は反発して始まった。米国で4日発表された新規失業保険申請件数が予想より強い結果だったことで、ダウ平均など主要な米株価指数が上昇した流れを引き継いだ。個人投資家の投機的な買いで前週に急騰したゲームストップ株などが、同日に大きく下落したことも買い安心感につながった。
指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.77%高の29339.09ポイントで推移している。個別では、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が買われ、相場の上昇を主導。取引場運営の香港証券取引所(
00388)、石油株のCNOOC(
00883)も高い。半面、不動産株の華潤置地(
01109)と中国海外発展(
00688)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)が下落している。きょうメインボードに新規上場した快手科技(
01024)の初値は338.00HKドルと、公開価格を193.9%上回った。