6日の香港市場でハンセン指数は安く寄り付いた後、前日終値付近でもみ合う展開。前日まで5営業日続伸し、約10カ月半ぶり高値で推移しているだけに、利益確定売りが重荷となる半面、低金利環境の継続見通しなどを受けた株式市場の先高観が買いを支えている。
指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.11%安の27618.40ポイントで推移。個別では、前日に筆頭株主の保有株式の売り出しを発表した薬明生物技術(
02269)が続落しているほか、アジア生保のAIAグループ(
01299)が売られ、指数を押し下げている。前日に急反発した通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)とチャイナ・ユニコム(
00762)が反落。半面、原油高を好感してCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)が高い。ネット通販最大手のアリババ集団(
09988)が3営業日ぶりに反発。インターネット関連株の美団(
03690)、テンセント(
00700)も買われている。