シティグループは最新リポートで、恒基兆業地産(
00012)の投資判断を「買い」に維持し、目標株価を34.7HKドルから35.4HKドルに引き上げた。6%の配当性向に妙味があり、現在株価では下値が限られると評価した。『AAストックス』が29日伝えた。
シティは、新型コロナウイルスからネガティブな影響を受けたものの、恒基兆業地産の経営層はできる限り安定配当に努めると約束していると指摘。背景には、香港と中国本土の新たな投資不動産が今後のキャッシュフローを支え、香港不動産開発部門の販売可能な資源が増えるとの経営陣の判断があるとした。また、ワクチンが新型コロナの影響を打ち消し、香港の全体的な先行き見通しが改善すれば、恒基兆業地産は1株当たり配当水準を維持できるとの見方を示した。
恒基兆業地産の株価は日本時間午後4時17分現在、前日比0.50%高の30.00HKドルで推移している。