米調査会社のIDCが2日発表した2020年7−9月期世界ウエアラブル端末の出荷数は、前年同期比35.1%増の1億2500万台だった。季節要因や、スマートウオッチやヒアラブル(ワイヤレス型イヤホンなど耳に装着する製品)などの新製品投入、新型コロナウイルス流行下での消費者のし好変化が出荷数を押し上げた。
メーカー別ランキングは、38.6%増の4140万台を出荷した米アップルが首位。市場シェアは前年同期の32.2%から33.1%へ拡大した。2位の小米集団(
01810)は1700万台を出荷したが、増加率は26.4%と見劣りする。市場シェアも14.5%から13.6%へ後退した。主力製品であるリストバンドの出荷量は1280万台に上り、低価格戦略と世界展開が増勢を支えた。
3位の中国ファーウェイは87.2%増の1370万台、4位の韓国サムスンは32.2%増の1120万台。米フィットビットとインドのBoAtがともに330万を出荷し、同率5位に入った。