2020-11-24 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶり反落、一時3400ポイント割れ
24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.07%安の3412.08ポイントだった。深セン成分指数は0.17%安の13931.68ポイントと4営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5196億9000万元だった。
上海総合指数はマイナス圏で軟調に推移した。新型コロナウイルスのワクチン開発で進展が伝わり、投資家のリスク選好姿勢が強まったものの、指数は前日まで4営業日続伸し、8月18日以来、約3カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。米トランプ政権が新たに中国人民解放軍と関係の深い企業89社に対して制裁を検討していると伝わり、米中関係の悪化懸念も広がった。指数は一時、前日に回復した心理的節目の3400ポイントを下回る場面もみられたが、同水準を守って前場の取引を終えた。セクター別では、貴金属、酒造、医療などが売られる半面、航空・宇宙、電子部品、空港運営などが買われた。
上海B株指数は1.17%安の251.03ポイント、深センB株指数は0.57%安の987.65ポイントだった。