2020-11-10 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】続伸か、米株高とワクチン開発期待に期待
10日の香港市場は、前日の米株高の流れを引き継いで続伸か。米ファイザーが9日、独ビオンテックと共同開発している新型コロナワクチンの第3相臨床試験で、90%以上の有効性を確認できた発表した。経済活動の正常化が進むとの期待が高まり、投資家が運用リスクを取りやすくなると予想する。米大統領選で民主党のバイデン候補の勝利が確実となったことで、ハンセン指数は相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均を上抜けており、買い安心感が続きそうだ。
9日のNY市場では、ダウ平均が一時1610米ドル高の29933.83ドルまで上昇し、約9カ月ぶりに史上最高値を更新。S&P500も史上最高値を更新した。ただ、ハイテク株主体のナスダック総合は6日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はおおむね上昇。国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)が香港終値を上回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)が下回って引けた。