2020-10-16 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、上昇率が一時1%超え 本土系銀行株に買い
16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.78%高の24347.65ポイントだった。中国企業指数は1.28%高の9887.15ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で626億3000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた。序盤に上昇率を広げ、一時は1%を超えた。前日はほぼ全面安となり大幅に反落したとあって、中国本土金融株やハイテク株を中心に買い戻しが入り、相場を押し上げた。ただ、欧州の新型コロナウイルス感染の再拡大や、米国の追加経済対策を巡る与野党協議の不透明さに対する警戒感は強い。高く始まっていた中国本土相場が下げに転じたことも投資家心理を冷やし、上値を抑えた。
個別では、本土商業銀行の中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)、交通銀行(
03328)が3%超上げ、相場をけん引。生保大手の中国人寿保険(
02628)、中国政府系持ち株会社の中国中信(
00267)も高い。前日安かったハイテク株の小米集団(
01810)、アリババ集団(
09988)も大きく買われた。半面、石薬集団(
01093)と中国生物製薬(
01177)の下げがきつい。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)も大幅に続落している。