アジア最大級の化粧品小売チェーン、ササ・インターナショナル(
00178)は15日大引け後、2020年7−9月期(第2四半期)の小売・卸売部門の売上高が前年同期比55.3%減の6億9560万HKドルだったと発表した。主力の香港・マカオ市場では、小売・卸売売上高が65.6%減の4億4970万HKドルにとどまり、既存店売上高は61.0%減った。
香港・マカオの取引件数は前年同期比で57.0%減少。新型コロナウイルスの影響で本土からの観光客数が低迷し、本土客の取引件数は97.4%減と大きく落ち込んだ、また、同地区の客単価は37.3%低下した。
一方、今年の国慶節連休(10月1日−8日)の香港・マカオ小売り額は前年同期比51.9%減った。うち、香港が48.3%減、マカオは56.4%減。中国本土の小売り額は38.7%増え、10.0%減だった4−9月(上半期)から大きく改善した。
20年9月末時点の小売店数は231店で、前年同期から13店減少した。内訳は香港・マカオが106店、中国本土が48店、マレーシアが77店。
ササ・インターナショナルの株価は日本時間午後0時13分現在、前日比0.77%高の1.31HKドルで推移している。