7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。前場終値は前日比0.46%高の24091.97ポイントだった。中国企業指数は0.33%高の9568.40ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で509億7000万HKドル。
ハンセン指数は、前日のNY市場が大幅下落した流れを引き継ぎ序盤はマイナス圏で推移したが、ほどなくプラス圏に浮上した。今月26−29日に予定されている中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を前に政策期待が高まっているほか、IHSマークイットが発表した9月の香港の購買担当者景気指数(PMI)が47.7となり、前月から3.7ポイント上昇したことも好感されたもよう。指数は心理的節目の24000ポイントに乗せて前場の取引を終えた。
個別では、アリババ集団(
09988)が2%超上昇。アップルが来週開催するイベントで新型iPhoneを発表するとの期待から、舜宇光学科技(
02382)やQテクノロジー(
01478)、瑞声科技(
02018)も買われた。半面、中国蒙牛乳業(
02319)や中国中信(
00267)の下落が目立った。金先物価格の下落を受けて紫金鉱業集団(
02899)や山東黄金鉱業(
01787)、招金鉱業(
01818)など産金株も売られた。