6日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前日比0.90%高の23980.65ポイントだった。中国企業指数は0.94%高の9536.49ポイント。メインボードの売買代金は概算で868億1000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、高くスタート。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領が米国時間5日夕に退院したことで、米大統領選や経済政策を巡る不透明感が薄れ、序盤に上げ幅を広げた。前場には心理的節目の24000ポイントを小幅ながら超える場面があったが、利益確定の売りに押されて同水準を再び割り込んだ。素材と医療・ヘルスケア、工業を中心に幅広いセクターが上昇。ただ、通信が小幅に下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、前日安かった自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が大幅に反発。米アップルが新型スマートフォン「iPhone 12」を今月半ばに発表するとの観測を背景に、瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)が買いを集めた。不動産デベロッパーの碧桂園(
02007)、バイオ医薬品開発受託の薬明生物技術(
02269)も大きく買われた。半面、中国本土金融大手の中国銀行(
03988)、中国人寿保険(
02628)が売られた。不動産投資信託のLink REIT(
00823)も安い。
ハイテク関連の30銘柄で構成するハンセンテック指数は前日比3.44%高と、大幅に3営業日続伸した。BYDエレクトロニック(
00285)とキングソフト(
03888)、SMIC(
00981)、阿里健康(
00241)は7%超上昇。下落はアリババ集団(
09988)とネットイース(
09999)の2銘柄だけだった。