2020-10-06 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】買い先行か、米株高を好感 トランプ米大統領が退院
6日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継ぎ、買いが先行か。新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領が5日午後6時40分ごろ(日本時間6日午前7時40分ごろ)に退院しており、投資家心理の支えとなりそうだ。トランプ氏は「すぐに選挙活動を再開する」とツイッターに投稿した。中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を今月26−29日に控え、政策期待も根強い。ただ、ハンセン指数は前日に続伸しただけに、心理的節目の24000ポイント付近では上値が重い展開がありそうだ。
5日のNY株式相場は、トランプ氏の早期退院観測を背景に反発。ダウ平均を構成する全30銘柄が上昇した。ハイテク株主体のナスダック総合も2.32%高と大幅反発し、前週末2日の下落幅を上回った。一方、同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)や保険株のAIAグループ(
01299)、中国平安保険(
02318)が香港終値を上回った半面、大型株のHSBC(
00005)とアリババ集団(
09988)は下回って引けた。