週明け28日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.74%高の23406.31ポイントだった。中国企業指数は0.55%高の9353.50ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で494億7000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、序盤に上げ幅を拡大した。前週末のハンセン指数は5月29日以来ほぼ4カ月ぶりの安値圏にあっただけに、自律的な反発を見込む買いが入りやすい。25日のNY市場でアップルなどの主力ハイテク株が上昇したことで、香港市場でも値ごろ感がある銘柄を中心に物色されている。前週末に続落していたHSBC(
00005)が大きく買い戻され、指数を押し上げた。ただ、高く始まった中国本土相場が下げたこともあって、上値は伸び悩んだ。
個別では、時価総額が大きいHSBCが7.80%高と急反発。ハイテク株の小米集団(
01810)とアリババ集団(
09988)、香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)も高い。半面、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)とチャイナ・モバイル(
00941)はそろって反落。香港コングロマリットの新世界発展(
00017)、製薬の石薬集団(
01093)も売られた。