週明け31日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比1.36%高の25767.65ポイントだった。中国企業指数は1.27%高の10311.89ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で801億7000万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏で堅調に推移した。ダウ平均が先週末28日まで3日続伸し、昨年末水準を上回ったことなどが好感された。きょう寄り付き前に発表された8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想を下回ったものの、非製造業PMIは2018年1月(55.3)以来の高水準となったことも投資家心理を強気に傾けた。
個別では、吉利汽車(
00175)や中国神華能源(
01088)が大きく買われたほか、CNOOC(
00883)や香港証券取引所(
00388)も高い。小米集団(
01810)は6%超上昇し、上場来高値を更新した。金先物価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(
02899)や招金鉱業(
01818)が買われたほか、中国本土外のオフショア人民元が約7カ月ぶりの高値を更新したことを受けて中国東方航空(
00670)や中国国際航空(
00753)も高い。半面、創科実業(
00669)や交通銀行(
03328)が下落した。