2020-08-10 |
香港/企業動向/小売業 |
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国美零售、20年6月中間決算は最大30億元の赤字見通し
中国の家電量販チェーン大手、国美零售(
00493)は7日大引け後、2020年6月中間決算で25億−30億元の純損失を計上する見通しを明らかにした。前年同期は3億8000万元の純損失を計上していたため、赤字額は大幅に拡大することとなる。
新型コロナウイルスの感染拡大で多くの業界が影響を受け、なかでも家電小売りは影響に敏感で、販売額は大幅に減少したと説明。国美零售でも1−3月期に販売額は前年同期に比べ60%減少。4−6月期はライブ配信による販売などで減少幅は16%まで縮小したものの、1−6月期では40%減少した。全体の粗利益率は感染の収束や消費回復を受けて改善基調にあるものの、約10%にとどまる見通し。一方、資金は十分な量を確保しており、6月末時点での現金と現金同等物は100億元を超えていると説明した。
国美零售の7日終値は前日比2.52%安の1.16HKドル。