21日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.88%高の25529.02ポイントだった。中国企業指数は1.27%高の10426.11ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で904億5000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。株価指数を運営するハンセン・インデックシズが「香港版ナスダック指数」に当たる「ハンセン科技指数」の詳細を発表したことを好感。同指数は香港上場のネットワーク、フィンテック、クラウド、電子商取引などハイテク関連企業の時価総額上位30銘柄を採用し、7月27日から算出・公表を開始する。新指数の導入がハイテク株の取引の活発化や香港証券取引所の売買代金の増加などにつながるとの見方が出ている。
個別では、香港証券取引所が9%超の上昇と急伸した。ハンセン科技指数に採用される見通しのアリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)、美団点評(
03690)、小米集団(
01810)、舜宇光学科技(
02382)などがそろって大幅高。医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)も上昇が目立った。半面、本土系銀行株の交通銀行(
03328)、中国銀行(0398)や、香港地場系銘柄の信和置業(
00083)、長江実業集団(
01113)などがさえない。