2020-07-20 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】方向感に乏しいか、米新型コロナ感染拡大を懸念も先高観根強い
週明け20日の香港市場は方向感に乏しい相場か。17日のNY株式相場が高安まちまちとなり、様子見ムードが強まると予想する。米国で新型コロナウイルスの新規感染者数が16日に7万人を超えて過去最多となり、世界経済の持ち直しが遅れるとの懸念が広がりそうだ。もっとも、香港市場では相場の先高観が根強く、感染拡大の下で医薬品株やIT株を物色する動きは続くだろう。中国本土でも、前週は上海総合指数が週間で5.0%安と5週ぶりに急反落したが、今後は中国政府の経済政策を追い風に反発が期待される。
17日のNY株式相場はダウ平均が小幅に続落した半面、ハイテク株主体のナスダック総合は反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。保険株のAIAグループ(
01299)と中国平安保険(
02318)、製薬株の中国生物製薬(
01177)が香港終値を上回った一方、欧州の銀行最大手HSBC(
00005)、中国政府系投資会社の中国中信(
00267)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)などが下回って終えた。