野村インターナショナルは最新リポートで、中国のニット衣料最大手、申洲国際集団(
02313)の目標株価をこれまでの105HKドルから114.1HKドルに引き上げた。投資判断は「買い」を維持。新型コロナウイルスの防疫措置が生産に影響を及ぼす可能性はあるものの、下期は改善が見込めるとした。『AAストックス』が3日伝えた。
今年1−5月の受注について、経営陣はおおむね影響を受けておらず、設備稼働率が90%以上を維持していると明らかにしたことに言及。経営陣は、海外でも店舗が再開しており、小売業の最悪期がすぎたと指摘。また、同社は同業他社をアウトパフォームできるとの見方を示した。ベトナムとカンボジアの工場は生産に遅れがなく、垂直統合型の経営モデルが顧客に歓迎されているほか、海外での新たな投資計画も影響を受けていないとした。
申洲国際集団の株価は日本時間午後4時7分現在、前日比1.94%高の97.10HKドルで推移している。