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指数: 15分ディレイ
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14日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.62%安の30533.64ポイントだった。中国企業指数は0.41%安の11985.97ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で472億9900万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継いで安くスタート。13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受けて米金利の先高観が強まり、資金流出を警戒する売りが幅広いセクターで先行した。序盤に小幅ながら切り返す場面があったものの、中国の国家統計局が午前に発表した固定資産投資など5月の主要経済統計が市場予想を下回ったことで、指数は再びマイナス圏に転落。下値支持線として意識された50日移動平均(前引け時点で30631.13ポイント)を割り込んで前場の取引を終えた。短期金利の指標となる上海銀行間取引金利(SHIBOR)と香港銀行間取引金利(HIBOR)3カ月物が上昇したことで、資金需給の引き締まりや住宅ローン金利の引き上げも警戒されたもよう。 個別では、不動産デベロッパーの碧桂園(02007)と華潤置地(01109)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(02018)が売られた。食品・飲料株の万洲国際(00288)、中国蒙牛乳業(02319)の下げがきつい。時価総額が大きいテンセント(00700)とAIAグループ(01299)の下落が重荷だった。一方、前日大引け後に1−5月保険料収入を発表した中国平安保険(02318)が買い戻された。石炭大手の中国神華能源(01088)、カジノ株のサンズ・チャイナ(01928)も反発。 |
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引値 前日比 騰落率 (%) |
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14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.28%安の3041.22ポイントだった。深セン成分指数も0.62%安の10098.64ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1758億3300万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後にプラス圏に浮上する展開。前日に米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き上げが発表されたのに対し、中国人民銀行(中央銀行)は公開市場操作(オペ)の金利引き上げなどを行わず、差し引き700億元の資金供給を行ったことが好感された。ただ、中国国家統計局が発表した5月の小売売上高や固定資産投資などの経済統計が予想を大幅に下回ったことが伝わると投資家心理が悪化。前場中盤に再びマイナス圏に沈むと、前日終値をやや下回る水準でのもみ合いを続けた。セクター別では、酒造や貴金属の下落が目立つほか、家電、食品・飲料、通信、石油などが軟調。半面、保険が軒並み高。証券、石炭、電子・ITなどが買われている。 上海B株指数は0.06%高の308.17ポイント、深センB株指数は0.16%安の1127.02ポイントだった。 |
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