14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.28％安の3041.22ポイントだった。深セン成分指数も0.62％安の10098.64ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1758億3300万元だった。

　上海総合指数は安く寄り付いた後にプラス圏に浮上する展開。前日に米連邦公開市場委員会（FOMC）で政策金利の引き上げが発表されたのに対し、中国人民銀行（中央銀行）は公開市場操作（オペ）の金利引き上げなどを行わず、差し引き700億元の資金供給を行ったことが好感された。ただ、中国国家統計局が発表した5月の小売売上高や固定資産投資などの経済統計が予想を大幅に下回ったことが伝わると投資家心理が悪化。前場中盤に再びマイナス圏に沈むと、前日終値をやや下回る水準でのもみ合いを続けた。セクター別では、酒造や貴金属の下落が目立つほか、家電、食品・飲料、通信、石油などが軟調。半面、保険が軒並み高。証券、石炭、電子・ITなどが買われている。

　上海B株指数は0.06％高の308.17ポイント、深センB株指数は0.16％安の1127.02ポイントだった。

                                 引値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3041.22     -8.58     -0.28

 上海B株指数                    308.17      0.20      0.06

 深セン成分指数               10098.64    -63.01     -0.62

 深センB株指数                 1127.02     -1.85     -0.16

 滬深300指数（CSI300指数）     3767.70    -20.64     -0.54

■午後0時までの記事一覧：

【香港】中国太平保険の子会社3社、1−5月の保険料収入は3％増
【香港】中国人寿保険、1−5月の保険料収入は4％増
【香港】華潤置地、18年5月の用地取得は5カ所
【香港】中国平安保険、1−5月の保険料収入は20％増
【香港】匯付天下、公開価格が7.50HKドルに決定
【香港】リパブリック・ヘルスケア、公開価格が0.60HKドルに決定
【香港】HSBC、ロンドン市場で174万株の自社株買い
【香港】深セン控股、5月の不動産販売額は19％増
【香港】チャイナトラベル・ホンコン、13日付で会長交代
【香港】易キン集団の18年1−3月期決算、純損益は2.2億元の赤字
【香港】中国中鉄、戦略投資家から116億元の出資受け入れ、債務の株式化を推進
【香港】香港証券取引所、李小加CEOが続投　21年まで
【香港】欣融国際、香港メインボードに27日上場へ
【香港】中国恒大集団と深セン経済特区房地産、再編基本合意の有効期間を再延長
【香港】東方電気、新株発行による資産買収が完了
【香港】中国平安保険、ツムラと合弁会社設立　「平安好医生」などと連携

【中国】上海吉祥航空、18年5月の旅客数は11％増
【中国】広東新会美達錦綸、大株主が持ち株比率引き下げ
【中国】人民元の14日の中間レートは1米ドル＝6.3962元、前日比で0.303％元高
【中国】浙江省囲海建設集団、安徽省の治水工事を9億元で受注　
【中国】大衆交通、17年度の配当が確定
【中国】上海外高橋集団、4億元のCPを発行
【中国】中国の小売売上高、18年5月は8.5％増（速報）
【中国】江蘇金智科技、国家電網公司から1100万元の受注獲得
【中国】中国の鉱工業生産、18年5月は6.8％増（速報）
【中国】中国の固定資産投資、18年1−5月は6.1％増（速報）
【中国】18年5月の中国不動産景気指数は101.58、4月から0.21ポイント上昇
【中国】上海臨港控股、12億元の社債を発行