7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.71%高の3222.24ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4376億1300万元。
上海総合指数は前場におおむねマイナス圏を軟調に推移していたが、前引け間際にプラス圏に浮上。節目の3200ポイントを回復すると、後場は右肩上がりに上げ幅を広げた。セクター別では鉄鋼、セメント、非鉄金属など素材関連、保険が買われる半面、銀行やIT・通信関連が売られた。
A株市場では、前日売られた中国人寿保険(
601628)や新華人寿保険(
601336)など保険株が悪材料出尽くし感から軒並み高となり相場の上昇をけん引。証券大手の中信証券(
600030)、海通証券(
600837)も高い。11月の新車販売台数が前年同月比で3−4割超増加した長城汽車(
601633)、広州汽車集団(
601238)がそろって買われた。一方、中国工商銀行(
601398)、中国農業銀行(
601288)など銀行株が総じて売られ、相場の足を引っ張った。
上海B株指数は0.61%高の350.77ポイント、深センB株指数は0.66%高の1164.40ポイントとともに続伸した。