週明け25日の香港株式市場でハンセン指数は反発。終値は前営業日比0.13%高の21993.44ポイントだった。H株指数は0.03%高の9034.76ポイント。メインボードの売買代金は概算で493億9700万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、下げに転じるとその後はマイナス圏での値動きが目立った。手掛かり材料に欠ける中、ハンセン指数は年初来高値圏とあって高値警戒感が強く、利益確定の売りに押された。ただ、積極的に売り込む動きも限られ、終盤にプラス圏に浮上した。香港証券取引所は25日から「CAS(クロージング・オークション・セッション)」を再導入。これにより、特定の銘柄について大引け後10分間の板寄せセッションが設置された。
個別では、IT大手のテンセント(
00700)が買われ、指数を押し上げた。カジノ銘柄のサンズ・チャイナ(
01928)、銀河娯楽(
00027)も堅調。半面、銀行株の中国建設銀行(
00939)、HSBC(
00005)が売られた。PCメーカーのレノボグループ(
00992)は2.84%安とハンセン指数構成銘柄の下落率1位。本土系保険株の中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)も軟調に推移した。
H株では、東風汽車集団(
00489)が高い。証券会社による強気判断が好感された。建材の安徽コンチセメント(
00914)も買われた。一方、風力発電の龍源電力(
00916)が安い。華能国際電力(
00902)も軟調だった。