週明け25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反発。終値は前営業日比0.10%高の3015.83ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4917億6700万元。
上海総合指数は安く始まったものの、ほどなく上向きに転じプラス圏に切り返すと中盤にかけて段階的に上げ幅を広げる展開となった。ただ、積極的な買い材料に乏しいなか、勢いは続かず後場入り後に上げ幅を縮めると、終盤は前週末終値を挟んでもみ合った。結局、小幅ながらプラスを守って終えている。
A株市場では、近く発表され医薬産業の新規5カ年計画で医薬市場の年成長率10%以上を目指す方針が盛り込まれるとの観測が材料視され、江蘇恒瑞医薬(
600276)、復星医薬(
600196)など医薬株が買われた。安徽コンチセメント(
600585)など材料株も高い。一方、山東黄金鉱業(
600547)など産金株、中国神華能源(
601088)やペトロチャイナ(
601857)などエネルギー資源株が売られ、相場の重しとなった。上海汽車集団(
600104)、BYD(
002594)など自動車株もさえない。
上海B株指数は0.09%安の350.82ポイント、深センB株指数は0.11%安の1143.49ポイントとともに小幅続落した。