新興の新エネ車メーカー、理想汽車(
02015)は20日大引け後、2024年4−6月期の納車台数が10万5000−11万台に上り、前年同期比で21.3−27.1%増加する見通しを明らかにした。売上高は同4.2−9.4%増の299億−314億元(約41億−43億米ドル)を見込む。
同時に発表した24年1−3月期決算の売上高は前年同期比36.4%増の256億3400万元。納車台数は52.9%増の8万400台だった。ただ、純利益は36.3%減の5億9300万元に落ち込み、ファクトセットがまとめた直前の市場コンセンサス予想の19億4500万元を大きく下回った。製品構成の変化と販売戦略の変更に伴い販売平均価格が低下した影響で自動車販売事業の粗利益率が23年1−3月期の19.8%から19.3%に低下した上、全体の営業費用が71.4%増加。営業損益は5億8500万元の赤字に転落した(前年同期は4億500万元の黒字)。
理想汽車の20日終値は前営業日比4.17%高の99.90HKドル。