2024-05-20 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(17日):ダウ134米ドル高と反発、終値で史上初の4万米ドル台
17日のNY株式相場は高安まちまち。来週決算を発表するエヌビディアなどハイテク株の一角が下落しナスダック総合が小幅に続落した一方、キャタピラーやウォルマートが上昇しダウ平均とS&P500が反発した。
前日に一時4万米ドルを上回ったダウ平均は134.21米ドル高(+0.34%)の4万3.59米ドルで終了し、終値で初めて4万米ドルを突破した。S&P500も0.12%高と小幅に反発し、終値で再び5300ポイント台を回復した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.07%安と小幅ながら2日続落となった。
週間ではダウ平均が1.24%高、S&P500が1.54%高、ナスダック総合が2.11%高とそろって5週続伸し、年初来ではS&P500とナスダック総合が11%超上昇し、ダウ平均も6%超上昇した。
S&P500の11セクターはエネルギー、素材、金融、一般消費財、コミュニケーションなど8セクターが上昇し、IT、生活必需品など3セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はキャタピラー、JPモルガン・チェース、ボーイング、ウォルマートが1%超上昇し、シェブロン、ゴールドマン・サックス、ユナイテッドヘルスなども0.6%超上昇。一方、アムジェン、インテルが0.6-0.7%下落した。
センチメントは改善が続いた。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の12.42ポイントから11.99ポイントに低下し、終値で2019年11月以来の低水準となった。