中銀香港(
02388)が29日大引け後に発表した2024年1−3月の減損損失計上前の業務純益は138億800万HKドルとなり、前年同期比で21.5%増加した。減損損失計上前の純経常収益は16.8%増の177億9300万HKドルだった。
外貨スワップ契約の資金収入とコストを含めた資金利益は20.5%増の142億9700万HKドル。市場金利の上昇が寄与して純金利マージンは1.61%と0.11ポイント拡大した。一方、経済活動の再開と旅行・消費意欲の回復を背景に、役務取引等利益は1.5%増の25億4200万HKドルとなった。
部門別では、ローン、保険、ファンド運用、外国為替、クレジットカード、信託、カストディ業務の収益がそろって増加した。ただ、証券仲介の手数料収入は市場センチメントの悪化が響いて減少した。
中銀香港の株価は日本時間午後4時17分現在、前日比1.26%高の24.10HKドルで推移している。