シティグループは最新リポートで、中国のスマートフォン大手、小米集団(
01810)の目標株価をこれまでの19.6HKドルから21.9HKドルに引き上げた。投資判断は「買い」を維持した。電気自動車(EV)事業の見通しが予想を上回っているとして、小米集団の2024−26年調整済みEPS予想をそれぞれ25%、37%、32%上方修正。また、同期間のEVの出荷台数予想を当初の6万台、13万1000台、25万2000台から10万台、20万台、28万台、粗利益率予想を−10%、−2%、11%から6%、9%、12%にそれぞれ引き上げた。『AAストックス』が24日伝えた。
シティは小米集団が23日に開いた投資家向けイベントに言及。同イベントで得られた主な情報として、◇EV「SU7」の24年販売目標は10万台、粗利益率見通しは5−10%、◇現時点で確定したSU7の受注は7万台以上、◇SU7の損益分岐点は年間販売台数30万−40万台という水準、◇24年のスマホの粗利益率の下落幅はコントロールできる範囲にある、◇24年の売上高目標は3000億元超、スマホ出荷見通しは1500万−2000万台、◇24年の研究開発費は約240億元、◇24年1−3月期の売上高は前年同期比2桁増――を挙げた。
小米集団の株価は日本時間午後2時42分現在、前日比2.97%高の16.66HKドルで推移している。