2024-04-19 |
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NY市況(18日):ダウ22米ドル高と小幅に反発、S&P500とナスダック総合は5日続落
18日のNY株式相場は高安まちまち。前日までS&P500とナスダック総合が4日続落したことや、台湾セミコンダクター(TSMC)が好決算を発表したことなどで上昇してスタートしたものの、米国債利回りの上昇が重しとなった。
ダウ平均は一時330米ドル高まで上昇後、71米ドル安まで反落し、22.07米ドル高(+0.06%)と小幅ながら反発して終了。S&P500とナスダック総合も一時0.6%超上昇したものの、S&P500が0.22%安、ナスダック総合は0.52%安とともに5営業日続落して終了した。S&P500は昨年10月以来の長期続落を記録し、ナスダック総合も1月以来の連続安となった。
米10年債利回りは前日の4.58%台から4.63%台に上昇。米4月フィラデルフィア連銀業況指数が予想を上回ったことやウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁など米連邦準備理事会(FRB)高官からタカ派発言が相次いだことで利下げ期待が一段と後退した。
S&P500の11セクターはコミュニケーション、公益、生活必需品、金融など7セクターが上昇し、IT、一般消費財、資本財など4セクターが下落した。ダウ平均採用銘柄はマイクロソフト、インテル、セールスフォース、アマゾン・ドット・コムが1%超下落したものの、ユナイテッドヘルスが2.96%高、トラベラーズが1.86%高となり、2銘柄でダウ平均を118ドル余り押し上げた。
引け後の動きではネットフリックスが時間外で4%超下落。1−3月期決算が予想を上回ったものの、2025年から有料会員数を公表しないとした。