米格付け会社S&Pグローバルはこのほど、中国の生活関連アプリ運営大手、美団(
03690)の長期発行体信用格付けを「BBB」に据え置き、格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げた。『信報』が17日伝えた。
S&Pは、格付け見通しを引き上げた理由について、美団が共同購買サービス「美団優選」の赤字を急速に縮小し、飲食店・ホテル・旅行予約事業の売り上げに占めるリワードの比率を低減できた場合、向こう12−24カ月のEBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)の伸びが予想を上回る可能性を挙げた。
また、フードデリバリーが引き続きローカルサービスの主な成長けん引役だと指摘。同社は新事業の赤字縮小と財務規律の改善を計画しており、利益とキャッシュフローの予見性の向上につながるとした。