『上海証券報』は16日、電気自動車(EV)メーカーの蔚来集団(
09866)が安徽江淮汽車集団(
600418)への製造委託を打ち切り、自社生産に切り替える可能性があると報じた。同紙によると、安徽江淮汽車集団の担当者が「蔚来集団との協力は続くものの、現状から見て受託製造ではなく、バッテリー交換のような他の分野での協力になるだろう」と語った。業界関係者は安徽江淮汽車集団が今後、華為技術(ファーウェイ)と独フォルクスワーゲンの合弁事業と提携するかに注目しているという。蔚来集団はコメントを控えている。
『上海証券報』によれば、蔚来集団がEVを自社で生産するとの観測が浮上したきっかけは、蔚来集団車のユーザーが最近ソーシャルメディアに投稿した新車の情報。新車の写真をみると、車体後部のメーカー名表記が以前の「江淮汽車」から「蔚来」に変更されている。これは、蔚来集団が自動車製造の資格認証を取得し、生産ラインの切り替えを完了したことを意味するという。安徽江淮汽車集団の製造資格認証は使わなくなり、新車に「蔚来」と表記し始めたことになる。