シティグループは最新リポートで、中国のスマートフォン部品大手、舜宇光学科技（02382）を30日間の「ポジティブ・カタリスト・ウオッチ」に指定した。中国通信設備大手の華為技術（ファーウェイ）が月内に「Pura 70」シリーズを発表する見通しで、新製品の発売が舜宇光学科技の株価にポジティブに働く可能性があるとした。投資判断を「買い」、目標株価を63.5HKドルに設定した。『AAストックス』が17日伝えた。

　シティは、ファーウェイによる新旗艦機種の発売が中国のスマホ出荷台数を押し上げる可能性を予想。これを受けて投資資金がスマホサプライチェーンに流れ、舜宇光学科技はスペックアップで恩恵を受ける主な企業の1社だと指摘。ファーウェイの新機種は先端のスマホレンズを搭載するほか、舜宇光学科技がペリスコープ（潜望鏡）モジュールを供給する可能性もあり、平均販売価格の上昇と利益の増加につながるとした。

　舜宇光学科技の株価は日本時間午後2時51分現在、前日比0.67％安の36.85HKドルで推移している。